【2023年】札幌競馬場 芝コース攻略〜開催前半は内枠逃げ先行有利?〇〇競馬場で好走している馬を狙う?〜

札幌芝コース検証

今週からは夏の札幌開催がスタート。

2023年の札幌競馬場開催は7/22~9/3までの7週間。8/20にはG2 札幌記念が行われます。

今回は夏の札幌開催の芝コース攻略法を2018年〜2022年の過去5年のデータを分析していきたいと思います。

攻略のヒントだけ欲しい人へ

いちいちデータ分析に付き合ってられないという人のために今回の記事の結論から。

札幌競馬場芝コース攻略のヒントは

  1. 逃げ、先行有利
  2. 前走先行脚質
  3. 函館競馬場好走馬
  4. キズナ、ドゥラメンテ産駒

です。

それではこの結論について詳しく見ていきましょう。

札幌競馬場はコース形態 直線の短い、平坦小回りコース

まずは札幌競馬場のコース形態から。

芝コースの1周の長さは使用コースによって変わりますがAコース使用時は1640m、Bコース時は1650m、Cコース時は1659m。ダートコースは1周1478mです。

最後の直線は約266mと函館競馬場とほぼ変わらない長さです。

函館競馬場とは違い、高低差はほぼなく平坦コースとなります。

直線が短く、平坦小回りということで逃げ、先行馬が有利というイメージの方も多いと思いますが、果たして本当にそうなのか。

初めに札幌競馬場芝コースの脚質別成績から確認していきます。

脚質傾向

脚質出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ49818%30%38%182%105%
先行163214%27%41%137%124%
差し19756%13%20%53%66%
追い込み16111%3%5%15%22%
マクリ9326%49%60%131%150%
2018年〜2022年 札幌競馬場芝コース 脚質別成績

コース形態のところで紹介したように直線が短く平坦な競馬場ということもあり、イメージ通り逃げ、先行有利です。

マクリも比較的決まりやすいコースでもありますが、逆に追い込み馬の勝率は1%とほぼ厳しいといった成績になっています。

先行力のある馬、もしくはマクリ戦法を使えそうな持続力系の馬を馬券の基本として考えるのが攻略の近道といえます。

直線が短く平坦な札幌競馬場芝コースは基本的に逃げ、先行有利。馬券は先行力のある馬から。

前走の先行脚質で走った馬の成績よし

先ほどのデータで札幌競馬場 芝コースが逃げ、先行有利ということは把握できました。

では前走の脚質別の成績ではどのような特徴が出てくるのか、続いて前走脚質別成績を見ていきます。

脚質出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ4388%15%24%64%60%
先行149012%23%31%82%74%
差し17948%15%24%81%82%
追い込み12924%9%15%75%69%
捲り868%23%31%70%100%
2018年〜2022年 札幌競馬場芝コース 前走脚質別成績

前走脚質別に成績を見ると、先行脚質で走ってきた馬の成績が抜けています。

前走逃げた馬に関していえば、前走差し競馬をしてきた馬と成績が変わらないといった結果です。

札幌芝コースのレースの馬柱を見る際は、前走先行脚質だったかどうかという視点で見るのが攻略の糸口となりそうです。

下級クラスほど信頼度上昇

前走先行馬のクラス別成績を確認しておきます。

出走クラス出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
未勝利56213%25%32%65%77%
1勝クラス45311%22%31%71%68%
2勝クラス22712%20%28%143%83%
3勝クラス5810%16%24%52%69%
オープン(重賞除く)9515%23%38%62%71%
重賞959%19%26%130%60%
2018年〜2022年 札幌競馬場芝コース 前走先行馬 クラス別成績

出走頭数のバラツキはあるものの下級クラスほど、前走先行馬の複勝率が高くなっています。

しかしこれは下級クラスほどスピード能力に差が出やすいということから来るものでも、同じような視点で買う人が多くなるため回収率は高くないという点に関しては注意が必要です。

前走脚質は先行脚質で走った馬の成績が抜けている。馬柱を見る際は前走先行に注目

開催前半は圧倒的内枠有利 開催後半は真ん中より外枠

下記は枠別の勝率を開催週ごとにグラフ化したものです。

開催週別枠勝率

このグラフを見て明らかなように開催2週目までの馬場が傷んでいない時期は圧倒的に1枠、2枠の内枠が有利という傾向になります。

一方で開催週が進んでいくと逆に6枠から外が有利になっていく傾向がわかります。

基本的にはこのような開催週ごとの傾向を頭に入れて馬券に組み込んでいきたいですね。

開催2週目までは圧倒的内枠(1枠2枠)有利、開催が進むにつれ外有利の傾向

他競馬場との相関 札幌好走馬は函館競馬場の好走馬から

札幌競馬場で好走する馬にはどのような特徴があるのか、どこの競馬場で好走した馬が札幌で好走しやすいのかを分析するために、札幌競馬場で1〜3着に好走した馬の他競馬場での成績を見ていきましょう。

競馬場出走数勝利数連対率複勝率勝率連対率複勝率
函館128214834149212%27%38%
福島836711772488%21%30%
新潟836661532218%18%26%
東京172818937353111%22%31%
中山182819339657511%22%31%
中京1178972093158%18%27%
京都7757717626310%23%34%
阪神16511503044699%18%28%
小倉934871822629%19%28%
2018年〜2022年 札幌芝コース1〜3着馬 他競馬場成績

大方の予想通り、同じオール洋芝で最後の直線の短い函館競馬場で好走している馬は、同じような特徴の札幌競馬場でも好走する傾向があるようです。

次いで同じ平坦コースである京都競馬場、他に東京競馬場や中山競馬場といったコースでの成績が高く、札幌競馬場好走する馬を見つけるのに1つの指標となりそうです。

一方で新潟競馬場や中京競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場といった競馬場での好走率は低くなっており、札幌競馬場好走の相関はあまりなさそうなので、予想の際には新潟、中京、阪神、小倉でしか好走していない馬の評価は下げてもいいかもしれません。

函館芝コースで好走する馬は札幌芝コースで好走する確率が高い。札幌芝コースの予想では新潟、中京、阪神、小倉でしか好走していない馬の評価は下げ

種牡馬別成績 キズナ産駒、ドゥラメンテ産駒は好相性

続いて札幌芝コースにおける種牡馬別の成績です。

種牡馬名出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
シンボリクリスエス3219%25%25%256%67%
キズナ10716%20%29%178%98%
ドゥラメンテ9116%24%35%105%90%
キングカメハメハ12912%21%26%77%68%
オルフェーヴル12111%17%21%74%70%
モーリス7511%23%32%106%82%
エピファネイア9310%16%19%55%34%
ステイゴールド8610%20%29%78%92%
トーセンラー4010%23%35%74%113%
ディープインパクト31810%23%32%42%74%
ロードカナロア19910%22%30%69%68%
2018年〜2022年 札幌芝コース 種牡馬別成績 勝率順 出走数30以上

過去5年で勝率が1番高いシンボリクリスエスの産駒は2023年現在すでに頭数も少なくなってきていますが、次いで勝率の高いキズナ産駒、ドゥラメンテ産駒といったところは産駒も多くいます。

スタミナ型やパワー系の馬が多く出やすいキズナ産駒、ドゥラメンテ産駒といったところは札幌芝コースの適性とマッチするというのが表れているデータではないでしょうか。

脚質データと合わせて、先行力のあるキズナ産駒、ドゥラメンテ産駒が出走してきたら積極的に馬券に組み込むと良さそうです。

パワー型が多いキズナやドゥラメンテの産駒が札幌芝コースとの相性○

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は札幌競馬場芝コースの攻略のヒントをデータから分析してきました。

最後に今回のデータ分析のまとめです。

  1. 札幌競馬場芝コースは基本的に逃げ、先行有利なコース形態。先行力のある馬を狙う。
  2. 下級クラス前走先行脚質の成績がよい。ただし下級クラスでは回収率高くないので注意。
  3. 開催前半はとにかく内枠、開催後半は外枠が有利になる傾向なので前走脚質と合わせて馬券検討
  4. 函館競馬場芝コースで好走歴がある馬を狙う。新潟、中京、阪神、小倉に好走歴が集まっている馬は少し評価下げ。
  5. キズナ産駒、ドゥラメンテ産駒が相性よし

ぜひ今回のデータを参考に夏の札幌開催を攻略してください!

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